「Loiposが考える赤ちゃんの為の防災備蓄」~ミクル編~

「Loiposが考える赤ちゃんの為の防災備蓄」~ミクル編~

Loiposが考える赤ちゃんの為の防災備蓄」

~ 授乳 ~(ミルク編)

【授乳用グッズは必須アイテム!】

授乳は必須アイテムです。乳児は1日6~8回の授乳。多い子で10回程度の授乳回数になります。ミルクの量、や授乳用のお水(お湯)、哺乳瓶などしっかりとした備蓄を考える必要があります。

  • 粉ミルク、液体ミルク
  • 純水・ミネラルウォーター(軟水)・お湯
  • 哺乳瓶・使い捨て哺乳瓶等
  • Loiposボトルウォーマー
  • 洗浄

 

『粉ミルク・液体ミルク』編

ミルクは粉ミルクか液体ミルクになります。国や自治体では3日間の備蓄を推奨しており、1日の授乳回数が6回ならば18回分のミルクを備蓄することになります。粉ミルクと液体ミルクではそれぞれメリットデメリットが存在します。

 

  • 粉ミルクのメリット

粉ミルクの大きいメリットはかさばらない、軽いというメリットがあります。但し、缶などを開封してしまった場合においては保管期間などのこまめなチェックが必要になります。小分けができるキューブタイプやスティックタイプがありますので、備蓄ではそちらをお薦めします。

  • 粉ミルクのデメリット

粉ミルクでは70℃以上のお湯が必要になることです。ライフラインが完全にマヒしていない状況であれば70℃以上のお湯の調達が可能かもしれませんが、入手するのは困難と考えた方がよいでしょう。※ライフラインに頼らず70度以上のお湯を作れるアイテムは後ほどご紹介します。

 

  • 液体ミルクのメリット

液体ミルクのメリットは70度以上のお湯の調達がいらない事と調乳用の純水またはミネラルウォーター(軟水)が必要無い事です。各メーカーの公式では常温でそのまま飲める安全性があるとなっています。また、自治体によっては液体ミルクを備蓄しているところもあります。

  • 液体ミルクのデメリット

液体ミルクのデメリットは重いという事と、1回開封したら残ったミルクは廃棄しなければならない事。例えば1回の授乳で120㏄のミルクが必要だった場合、液体ミルク240㏄を開封した時、残りの120㏄は捨てなければなりません。

そしてもう一つの大きいデメリット、赤ちゃんは常に36℃~38℃程度のミルクを飲んでいるので、常温(約20℃)のミルクを飲むのは難しいでしょう。冬場の常温はさらに温度が下がります。無理に飲ませた場合、お腹をこわしてしまう恐れもありますので十分な注意が必要です。

☆一般市販されている充電式のボトルウォーマがありますが、電源またはモバイルバッテリーが必要だという事と、壊れてしまう可能性などを考慮した方が良いでしょう。

  

『粉ミルクと液体ミルクの持ち運びシミュレーション』

定義:1回の授乳量160㏄、1日の授乳回数8回、3日分の備蓄を考えると・・・

・粉ミルク(キューブタイプ)15個(200㏄)、1個当たり40㏄なので一回の授乳で4個、1日あたり4個×8回で32個、3日間で96個必要。袋数で20を用意する必要があります。※スティックタイプは別途計算が必要。

 

粉ミルク:総重量27g×20袋=540g ※粉ミルクの場合は授乳用の純水などが必要です。

純水等:160㏄×8回×3日間=3,840㏄(3.84ℓ) 総重量:約4,000

 

・液体ミルク(240㏄缶)1回の授乳につき1缶、18缶、3日間24缶必要になります。

1缶あたりの重量292g(実測値)になります。

 

液体ミルク(缶):総重量292g×24缶=7,008g ※授乳用の純水はいりません。

        ※廃棄する重さが含まれるためどうしても総重量が多くなる。

 

  • 粉ミルクの場合は、粉ミルク総量(540g)+純水(4リットル)=約4.54
  • 液体ミルクの場合は、1缶あたり292g×24缶=約7

 

避難時に「重くて持ち運べなかった」といったことが無いようにしましょう。

 

まとめ

粉ミルク

・持ち運びには便利で総重量も軽いが70℃以上のお湯が必要。

 ・避難時や帰宅困難時などの移動が必要な場合は最適。

・かんたん湯沸かし器Potの様なツールが必要だが、持ち合わせているとどこでも対応可能になる。

 

液体ミルクは運びづらく重い。加温器の様な物が必要。

 ・液体ミルクは在宅中であれば使いやすいが3740℃程度の加温が必須。

 ・ボトルウォーマーのような加温器が必須。

 ・24缶分のストックスペースが必要。※備蓄用のバックが満載になる可能性があります。

 

この様に粉ミルクと液体ミルクでは、実際に使用する際にはそれぞれでかなりの差がでます。移動などの想定をする方が良いのか、自宅で待機する事を想定した方が良いのかなどライフスタイルや生活環境に応じ、各家庭にて備蓄品の参考にしてください。

 

 

☆無駄にならないミルクの保管方法

~備蓄の為の備蓄にしない~

ミルクには消費期限があります。必ずミルクの飲む量が増えたり、異なる種類のミルクに変更するタイミングがあります。そのタイミングで備蓄品のミルクを入れ替えるようにしましょう。入れ替えたミルクは飲ませてしまえば無駄が無くなります。

いざという時にミルクの量が足りなかった、賞味期限が切れていたなどといった事も回避でき、備蓄バックに入れたままにならないようにすれば無駄がなくなります。

 

70度以上のお湯を作れるアイテム「かんたん湯沸かし器Pot

楽天などで販売されています。

 

 

赤ちゃんの為の防災備蓄【過去ブログ】
「Loiposが考える赤ちゃんの為の防災備蓄」~ オムツ関連編 ~
「Loiposが考える赤ちゃんの為の防災備蓄」~哺乳瓶編~
「Loiposが考える赤ちゃんの為の防災備蓄」純水・ミネラルウォーター編
「Loiposが考える赤ちゃんの為の防災備蓄」~ミクル編~
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